「ホルモン注射をするとどんな副作用がある？」
「日常生活ではどんな注意をしていたらいい？」
ホルモン注射には副作用があると聞くけど、
専門用語が難しいから、よく理解できないこともありますよね。
・多血症
・尿酸値の上昇
・脂質代謝異常
主にクリニックなどで記載されているものです。
よくわからん。
私もわからないことが多かったですが、
今回は調べたことをまとめていきますね。
この記事の目次
FTMのホルモン注射での副作用とは？
多血症
男性ホルモンによって、血液中の赤血球が増え、
増えすぎると血液がドロドロになることです。
血液がドロドロになると、
血管がつまりやすくなり、動脈硬化が起こりやすくなります。
・心筋梗塞
・脳梗塞
などの、
血管がつまることでなる病気になりやすくなります。
血液検査での基準は
ヘマトクリット（ht）を見て、55％超えると要注意です！
超えていた場合は主治医に指摘されると思います。
処置としては、
ホルモン注射の頻度・量を減らしていくか、
献血や血を抜きます。
※献血に関しては、手術を全て終わらしている場合や、
もしくは１ヵ月以上、ホルモン注射をしていない場合のみ
血液をサラサラにする方法！
・水を飲む
まずは、脱水ならないように、
一日で1,5l～2lは水を飲むようにして、
お酒を飲むなら、
同じくらいの水を飲んだ方がいいです。
・魚を食べる
赤血球を柔軟にして、
血栓を作りにくいようにしてくれます。
・納豆を食べる
聞いたことがあるかもしれませんが、
「ナットウキナーゼ」には血栓を溶かす作用があり、
血液をサラサラにしてくれます。
・キノコ類を食べる
血糖値、コレステロール値を下げたり、
白血球も活性化するので、免疫も上がります。
・ネギ類を食べる
血栓を防いでくれます。
特に玉ねぎは脂質の吸収を妨げ、
血糖値を下げたりもしてくれます。
尿酸値が高くなる＝痛風になるかも
簡単にいうと、
男性ホルモンは尿酸値を上げ、
女性ホルモンは尿酸値を下げる作用があります。
痛風とは、
尿酸値が上がることで、
関節内に尿酸が溜まり、炎症が起き、
真っ赤に腫れて、
風に当たるだけでも激痛というものです。
聞いたことある人もいると思いますが、
絶対になりたくないですよね、、、
基準値は7.0を超えると要注意です。
尿酸を抑えて、プリン体を避ける！
・アルコールは控えましょう
アルコールを飲むと、肝臓での尿酸産生を増やし、
アルコール分解するための物質は
体内から尿酸を排出するのを抑えてしまうしで、
尿酸を体内に溜めてしまいます。
・水分を多くとるようにする
水分といっても、ジュースや缶コーヒーではなく、水を飲むこと。
水分を多くとり、尿量を増やすと、尿酸が排泄されやすくなります。
・野菜を十分にとる
野菜に含まれるビタミンやミネラルをしっかりとると、
尿酸は溶けやすくなり、尿で排泄されます。
・プリン体の多い食べ物をなるべく避ける
煮干し、
カツオ節、
酒蒸しアンコウ肝、
干し椎茸、
鶏レバー、
豚レバー、
牛レバー
以上が特にプリン体を含むものです。
ビールもよく聞くとは思いますが、
ビールにはプリン体は少ないそうです。
しかし、アルコールが体内に尿酸を溜める原因になるので、
飲みすぎはよくないですね。
脂質代謝異常
体内の脂質の流れをうまく調整しにくくなり、
血液中のLDLコレステロールやトリグリセライドが多くなりすぎている、
または、HDLコレステロールが少ない状態が続くことです。
男性ホルモンを打った場合、
HDLコレステロールが少なくなってしまうことから、
脂質代謝異常になるリスクがあります。
HDLコレステロールが少なくなると、
動脈硬化症になりやすくなるので、
・狭心症
・心臓発作
・脳卒中
などの原因になります。
生活習慣病になりやすくなるんですね。
若いうちはいいですが、
適度な運動は心がけているほうがいいです。
予防はやっぱり食事と運動！
脂質代謝異常症を予防するのは
やっぱり、食事と運動ですね。
残念ながら、魔法はありません、、、
・動物性脂肪を少し控える
鶏肉の皮を食べないようにする、
牛肉や豚肉を食べるときは、
ロースよりもヒレを食べるなどの
少しの工夫でも脂肪を減らせます。
・青魚を食べる
動物性脂肪でも、魚に含まれているものは
LDLコレステロールを減らす働きがあります。
青魚には特に含まれているので、
青魚を食べましょう。
・植物性タンパク質や食物繊維を摂る
豆腐、納豆などの豆類などの植物性タンパク質、
イモ、根菜、キノコ類などの食物繊維を
食事に取り入れましょう。
・できれば毎日30分の運動
速歩き、水中歩行、サイクリング、ラジオ体操など
通勤時に速く歩いてみるなどもいいですね。
お尻の筋肉や足を使う運動も良いので、
エスカレーターは使用しないで階段で昇るなどもオススメ。
確かに、FTMのホルモン注射は副作用あるけど…
ホルモン注射をすると、
身体には多少の負担はかかります。
しかし、FTMのホルモン注射の研究は少ないですが、
いくつかの研究報告では、
安全で副作用のリスクは少ないとされているそうです。
むしろ、
男性化を望んでいるにも関わらず、
ホルモン注射のリスクを必要以上に恐れてしまうことで、
なかなか一歩踏み出せなくなって、
身体に対する自己嫌悪などの負のループから
抜け出せなくなってしまい、心が病んでしまう危険性があります。
ホルモン注射を推奨するわけではありませんが、
食事や運動に気をつける覚悟があるなら、
自身の心が一番楽になる方法をとるほうが
結局は精神的にも健康で、人生は楽しいと思いますよ。
最後に
FTMの男性ホルモンをするなら、
・水分をよくとること
・アルコールを飲みすぎないこと
・青魚、納豆、キノコ類を食べること
・適度な運動をすること
・定期的に血液検査はすること
この５つに気を配ったほうがいいですね。
男性ホルモンを打つことは、
あなたの人生をよりよくするための手段です。
必要ないと思う場合はしなくていいと思いますが、
女性の身体が苦痛で仕方がない！
という場合はなるべくしたほうが、
人生はもっと幸せに生きれるのではないでしょうか。
