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性同一性障害の人が感情的になってしまう理由

 

 

こんにちは、asahiです。

 

  • なんでもないことでイライラしてしまって抑えられないときがある
  • 親しい人に八つ当たりをしてしまう
  • 突然理由もなく悲しくなったりする

 

性同一性障害の人でもそうでなくても、このように悩んでいる人も少なくないと思います。

 

そこで性同一性障害の人が感情的になる原因は何だろう?と調べたら、大体は「ホルモンバランスが原因」などと書いてあるように思います。ホルモン注射をしている人だと納得してしまいそうになるかもしれませんが、それがすべてではありません。もっと大事な原因が隠れています。

 

それも、ホルモン注射をしているしていないに関係なく、性同一性障害の人のほとんどが当てはまる原因です。
(ちなみに性同一性障害でない人にも当てはまるとは思いますが、特に当てはまりやすいのは性同一性障害の人です。)

 

それは「本当の自分を抑圧しているから」です。

 

心当たりはないかもしれません。
あまりピンともこないかもしれません。

 

しかし、これが真実です。

 

この真実を理解するだけで、この先の人生は全く変わってきます。

 

人生を幸せに生きるための第1ステップだと言ってもいいくらいだと思います。

 

 

性同一性障害の人はこれでもかってくらい生きづらい経験をしています。理不尽なことも多いし、生きている価値なんてあるんだろうかと悩む日も少なくないと思います。

それでも、この真実を知って、自分自身に取り組んでいけば間違いなく幸せな日々を送ることが可能になります。

 

 

今回は「性同一性障害の人が感情的になる理由と克服方法」について書いていきます。

 

何度も言いますが、これは人生を幸せに生きるための第一ステップで、かなり大切なことです。

 

あなたが自分自身に気が付き、感情に振り回されてしまうことがなくなったときは人生がどんどん好転していきますよ。

 

この記事の目次

性同一性障害の人が感情的になるのは自分を抑圧しているから

本当の自分を出さないようにしているということですね。

 

これは性同一性障害ではない人にも当てはまることですが、そうなっている年月が全く違いますよね。性同一性障害の人は小中学生の頃から、「あ、自分は他とは違う。これは異常だ。隠さなきゃ」と思って行動するようになってしまいます。

 

つまりは一般よりも、自分を抑圧して生きるようになります。

 

 

以下がよくある例です。

  • 好きなものを友達に合わせていた
  • 本当は違う色のランドセルがよかった
  • 服装も好きなものを選べなかった
  • 本当の自分がバレないかと、周囲の空気を敏感に察知しようとしてた
  • できるだけ身体の性役割を果たそうとしていた

 

これ以外にもまだまだ例はありますが、これに当てはまる人は間違いなく、自分を抑圧して生活していた過去はあるでしょう。

 

 

特に、親がそういうことにうるさかった場合などはこの傾向が当てはまると思います。

「女(男)らしくしなさい」
「女(男)はそんなことをしてはいけない」
「女(男)ならこうしなさい」
など、これに従わなければいかにも「出来損ないの子」のような扱いを受けるような環境。

 

実際、こんなことに従う必要もなければ、これが出来なければ出来損ないということもありませんが、子供の頃というのは親や先生などの大人のいうことは絶対で守らなければいけないような気持があったと思います。私もそういう環境で育ちましたが、今思えば「なんでやねん」と思うことばかりです。これは子供が普通に育ってほしいという親の思いなのかもしれませんが、逆に子供は「~してはいけない」という概念に囚われ続け、自由な発想や創造が出来なくなってしまいかねません。

 

他人を傷つけないというルールは大切だし、学ぶべきですが、「~してはいけない」という個性をつぶすような言葉は危険だなあと思います。

 

 

若干、話はそれましたが、このようなことが重なり、性同一性障害の人は「普通」を保つために自分ではないものを演じ続けるようになります。

 

また、カミングアウト後もなるべくパス度を上げるために「男(女)らしくしよう」と、自分の本音とは裏腹な行動に出てしまうことがあります。

 

自分の思う男性(女性)像を本当の自分だと思い込むようになり、結局「世間の男性(女性)らしさ」を軸にしてしまいます。そうなってくると、本当の自分の気持ちに関してのアンテナが立たなくなり、次第に自分の好きなことや本当にやりたいことがわからなくなってしまう危険性があります。

 

  • 小中学生のころはだれにも気づかれないように自分を出さないようにする
  • カミングアウト後はパス度を少しでも上げるために、世間の男性像(女性像)に倣って生活してしまう

 

性同一性障害の人がそうでない人よりも自分を抑圧してしまうのには以上の理由からです。

 

なぜ抑圧が感情的になることにつながるのか

 

確かに他人を気にして行動していた経験はあるけど、それがなぜ感情的になることにつながるのか?

 

 

他人軸で生きるということは、「自分には価値はない。他人に認められてこそが全てだし、安全だ」と自分に言っているようなものです。

 

このパターンにはまってしまうと・・・

 

  • 「~してはいけない」のルールが多すぎて、いつも余裕がないし、それに反する人を見かけると無性にイライラする
  • 家族や恋人に対する要求や束縛が多くなる。
  • 自分よりできる人を見つけると、激しい劣等感に陥る
  • 少しでも批判されると、この世の終わりのような気分になる
  • 他人に認められることが全てとなるので高圧的になる

 

以上のような傾向が出てきます。

 

他人に認められているうちは心も安定していられますが、その日に何か自分の存在を否定されるような出来事が起こると、突然悲しくなったり、無性にイライラしてしまうようになります。それも、かなり些細なことにでも反応するようになってしまうので、自分では何が原因で、どんな出来事でこんな感情に振り回されてしまっているのか理解ができないのです。

 

 

私も、他人に少し注意されたでけでかなりイライラしてしまうときがありました。その場で怒り狂うことはさすがにしませんでしたが(笑)

 

そのときは無意識に「自分には価値がない。他人の評価が必要だ」と思っていて、その他人に批判されることで、「やばい。評価されていない。なんとかしなくては」という防衛反応が働き、支配的な、高圧的な、攻撃的な反応が「イライラする」感情として出たのだと思います。

 

今ではすっかりなくなりましたが、あのときは本当に謎でしたし、直したかったです。

 

感情的にならなくなるにはどうしたらいいのか

自分の心に耳を傾ける

 

ざっくりしすぎていますね。笑

 

たとえば、

いい学校に出るべき。他は意味がない

というような発言をする人がいたとします。それに対して、違うと思うなら「それだけがすべてしゃない」と反論するべきですが、

 

そんなことないと思うな。自分の目指すものがあれば専門学校でもいい。

 

…いやでも、一般的にはあの人の意見のほうが好まれるかな?正論っぽいし…

反論しても、この場の雰囲気も悪くなるし、この人に従っておいたほうが安全そうだな・・・・

 

そうですね

 

と、嫌悪感や違和感はあるものの、自分の意見を押し込めて、自分の立場を守るためにその場の状況で他人の意見が正しいかもと思うことがあると思います。
特に自分を抑圧して生きている人は「他人の意見のほうが自分の意見より優れている」と思い込む癖があるので、この状況に陥りやすいです。

 

これがダメだ!意見をちゃんと言わなきゃ!というわけではありません。余計な争いをすることなく、避けることも大事なことですしね。
ただ、大切なのは、頭によぎった「自分の意見」というものを大切にして、心に留めておくことです。

 

自分の感情を無視しない

 

誰かと話しをしていて自分の意見を感じ取ることも大切ですが、喜怒哀楽の感情も感じ取ることは同じくらい大切です。

 

たとえば、何かをしようとしたときに、何かとてつもなくイラっとしたり、悲しくなったり、不安に襲われたりして、「こんな暗い気分ではだめだ!明るい気分でいよう!」など自分を鼓舞しようとしたことはないでしょうか?

 

ほとんどの人が経験をしたことがあることだとは思いますし、世間的にもこんな風にプラス思考でいよう!みたいな風潮がありますよね。
正直、この行動はフラストレーションがたまるだけで、何の解決にもなりません…(+_+)
むしろそのフラストレーションがたまって爆発したときに感情的になってしまいます。しかもその爆発は回数を重ねるごとに間隔が短くなっていきます。困りますね。

 

 

一番いい方法は、不安、恐怖、イライラなどの感情がこみ上げた時に

 

なんでこんな気分になるのか?

 

と、一旦、自分に問いかけることです。

 

そのときに答えがわからなくても大丈夫ですよ。慣れてくると、自分の心に耳を傾けることがうまくなり、理由もわかるようになってきます。

 

プラス思考がダメだとはいいませんが、ただ単に「ツイてる」って思わなくちゃ!というような思考を常にしていると、本当の自分の気持ちに気付けなくなってしまうので注意が必要ですね。

 

それが人生にとっていい理由

 

世間のイメージや、周りの評価を気にして生きていると、自分は何をやっても駄目だから、簡単なことや人に言われたことだけやっていれば安心だと思ってしまっている人は多いと思います。趣味がないと言っている人が多いのはこの影響が少なからずあるのではないでしょうか。

自分の感情を無視し続けると、好きなことも、大切にしたいこともわからなくなり、人生は何の面白みもなく、何かを達成することもなく終わってしまいます。

 

人間には必ず才能はあって、それに気づいて行動するかしないかです。

 

自分なんてちっぽけだ。才能のある人にはかなわないよ。

 

などと言って、自信がなくて行動できない人は日頃から自分を抑圧し、他人の評価を気にして生きているのです。

 

才能のない人は本当にいないです。

 

今、活躍している人は自分の能力や才能にいち早く気付いて行動していたに過ぎません。

 

性同一性障害の人は人一倍の苦労、つらさを乗り越えてきています。
その中で培われた能力はすでに持っている才能を存分に活かせます。

 

今までつらい思いをしてきたことに意味があります。

 

今まで以上に自分の感情に敏感になり、何のしがらみに縛られることなく、自由になってください。

 

結果的にそれがあなたの才能や能力を気付かせるものとなり、確実に人生は幸福なものとなります。

 

ぜひ、今日からでも「自分の心に耳を傾けること」を実践してみてくださいね。

 

 

 

最後に

 

性同一性障害の人は今までの経験で十分すぎるほどの絶望と苦難を乗り越えてきています。
その経験から、自信をなくなってしまったりして、挑戦することを避け、なるべく人に嫌われないような生き方をするようになってしまいがちです。

 

それでは、せっかくの才能や能力がもったいないです。
自分の能力や才能に気付く第1ステップとして、「自分の心に耳を傾けること」です。

 

それを今するかしないかで今後の人生は大きく変わってきます。

 

つらい経験を乗り越えた人だからこそ、できることは多いです。

 

ぜひ、取り組んでみてくださいね。

 

それでは、また。
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