「いつもなんとなく悲しい気持ち」
「幸せになれるとは思っていない」
「自分は生まれてきたことが間違いだった」
性同一性障害(性別違和)は自分の望む身体で生まれてこれなかったことで、日頃のストレスが必要以上にたまりやすくなっています。一度でも、「自分は間違って生まれたから、これから一生幸せになることなんて無理だ」と思ったことはありませんか?
私はあります。
何でこうなった?
こんな身体にならなかったらよかったのに…
自分はもう普通にはなれないし、普通の幸せって味わえないんだろうなぁ。
学生の頃なんていつもそう思っていました。
暗いですよね。笑
大人になるにつれて、そんなことを思っていても仕方ないし前向きに生きていこうと思い、あまり弱音など言わないように、なるべくはプラス思考で楽しく生きていこうと思うようになりました。
ただ、なんとなく生きづらい。
この生きづらい感覚はなんなのか?
確かに、恋愛、トイレや更衣室、風呂などの諸問題はあるにせよ、そんなことよりもっと内面的な、根本的な生きづらさを感じる。
そんなことありませんか?
恋人に対して必要以上に嫉妬してしまう
依存体質になってしまっている
何もうまくいかない気がしている
時折、すごく落ち込んでしまう
理不尽にイライラする
これは必ずしもホルモン注射が全ての元凶ではありません。
じゃあ、なぜこうなってしまうのか?
それは「自己肯定感が著しく低いから」です。
となってしまう人もいるかもしれませんが、実際にはこれが真実だと思います。
今回は「性同一性障害が生きづらくなる本当の原因」について書いていきます。
性同一性障害でなくても、自己肯定感が低いだけで人生は恐ろしくハードなものとなります。
特に今まさに生きづらくてしょうがないっていう人はこの真実を知っていただけると、これから幸せに生きていくための対策が見えてきます。
最後の方に自己肯定感を高める方法のオススメ動画も上げていますので、是非ご覧になってください。
この記事の目次
性同一性障害は生きづらい…本当の原因は自己肯定感の低さだった
そもそも自己肯定感とは?
自己肯定感とは「自分を肯定すること」ですね。
言葉のままですが…笑
勉強熱心な人は知っているかもしれませんね。
最近ではお金を稼ぐ方法などの本や、人間関係の本についてでもよく書いてある言葉です。
具体的に言うと、「無意識レベルで自分のことを無条件に信じているか」ということ。
これが出来ているか、出来ていないかで人生のハードルの高さは全然違ってきます。それだけ、自己肯定感は重要です。
性同一性障害は自己肯定感が低くなりやすい
はっきり言うと、FTMやMTF、性的マイノリティの人は自己肯定感が低くなりやすいです。
まだマシになったとはいえ、世の中では「男(女)はこうであるべき」が強く、「そうではない人」が肩身の狭い思いをしてしまいます。はっきり差別をされるわけでもないけど、”普通じゃない感”が自分自身を苦しめます。
アライ(理解のある人)やLGBTフレンドリーが増えてきたからといって、なんとなく漂う”普通じゃない感”は自己否定につながり、自己肯定感を弱めてしまう。
また、周りの影響だけでなく、性的マイノリティの人は以下の感情を持っていて、ずっと昔から自分を否定して生きている可能性が高いです。
- 自分の身体に対する嫌悪感
- 同性を好きになる罪悪感
- 自分は人と違うという孤独感
- 自分は生きている意味がないという無価値感
書いてて悲しくなりますが…笑
実際、これは私自身も小さい頃からずっと抱いてきた感情です。この感覚がデフォルトになっていたので、相当、自己肯定感は低かったと思います。
FTMやMTF、性的マイノリティの人は同じように思ったことがあるのではないでしょうか。
ここが少しややこしいのですが、今はその感情を克服したと思っていても、実は巡りめぐって自己肯定感を低くしている可能性は十分あります。
例えば、、、
「自分は生きている価値はない(無価値感)」→「価値のある存在になりたい」→「誰かに認められたい」→「認められると嬉しい」→「過剰に他人の評価が気になる」→「これは~であるべきが増える」→「許せないことが増える」→「生きづらい」
というように、ただ自分はプライドが高いのかな?くらいにしか思っていなかったことが、実はそうではなく、元をたどれば「無価値感」が原因だったりするのです。
特に、無意識の中で無価値感や罪悪感をもつと、その感情を満たそうと、「…であるべき」が心の中で増えていきます。
「…であるべき」は自分で創り出した虚像でしかないのですが、人間は自分の心を守るため(傷つかないために)に必死にそれを果たそうとします。
結果、自分の限界を自分で決めてしまい、幸せな現実からほど遠くなってしまいます。
周囲の理解が広まれば幸せになれるわけではない
LGBTの理解が広まり、今では「こういう人もいるんだなあ」という雰囲気になってきています。
昔とは比べて随分と不便も少なくなり、生きやすくなったように感じます。
しかし、理解が広まったからといって幸せになれるわけではありません。
確かに、理解が広まるのは助かることが増えるし、単純に嬉しい気持ちになります。誹謗中傷なども減り、自分の心が他人によってすり減ることも少なくなっていいことです。(というか、そもそもそれが当たり前なんですけどね。)
ただ、「他人の理解=自分の幸せ」になってしまうと、もし理解されなかったときには絶望的な気分に陥り、立ち直ろうにも自分ではコントロールできない状態になってしまいます。
逆に自己肯定感が高く、「ありのままの自分でいる=自分の幸せ」だと、周りからなんと言われようとも(少し傷つくにしても)、そんな人もいるんだなと聞き流せるようになります。
幸せになるためには、周囲に惑わされずに自分をコントロールできるようになることが大切です。
幸せになると決めたなら、自己肯定感を上げていこう
本気でこれから変わりたいと思うなら、真っ先に自己肯定感を高めるべきです。
まじで最優先事項だと私は思っています。
自己肯定感を高めるメリット
- 他人の評価が気にならなくなる
- 誰かに依存することがなくなる
- イライラすることが減る
- 行動力が身につく
- 体調不良が減る
メリットはまだまだ沢山ありますが、私自身が特に感じたことが上記です。
自己肯定感を高める方法は、ただプラス思考に生きればいいというものではありません。むしろ、無理にプラス思考に生きると、返ってしんどくなってしまう危険性すらあります。
自己肯定感を高める方法は以下の動画がオススメです。
この動画では、具体的な自己肯定感を高める方法を示しています。
また、根本的になぜ生きづらくなっているのかも説明してくれています。
まずはこの動画を実践するところから始めていくと、日常生活での嫌な気持ちも減っていくと思いますよ。
最後に
いわゆる普通の人でさえも自己肯定感が低くなっている現代は、つらい思いをしている人も多いと思います。
時には何で生きているんだっけ?と思ってしまう日があってもおかしくはないです。
「人生楽しんだもの勝ち」とは言いますが、自己肯定感が低いままでは本当の意味で人生を楽しむのは難しいですね。
私も自己肯定感を高めるために日々頑張っているので、一緒に頑張れれば嬉しいです(^^)
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして。私、54歳のFTMです。最近、色々な事があり今までの人生の中で、最強に落ち込んでおりました。たまたま見つけたasahiさんの言葉に少し(失礼!)考えさせられました。拝見したところ、私の息子であっても良いくらいの方ですね。出来るかどうか分かりませんが、『許す事』を心に留め置きます。
はじめまして!コメントしていただきありがとうございます!私は今年で32歳になります。後藤様は私よりもさまざまな経験をされていらっしゃると思いますので、まだまだ若輩者の私の言葉で少しでもお力になれたなら幸いです。
私自身、自分を「許すこと」が完璧にできているわけではありませんが、これが生きづらさと比例していると思っています。
これからもつらいことが待ってるかもしれませんが、私自身、自分を責めすぎないように気をつけたいです^^
なんだか私の決意表明になってしまって、すみません(汗)