FTMが好きな人にカミングアウトするべき理由と1つ聞いておくべきこと

 

こんにちは、asahiです。

 

「女性の好きな人が出来たけど、自分は同性と思われている」
「男性として生活しているときに好きな人ができた」

 

好きな人が出来たけど、告白する前にカミングアウトするべき?

そんな思いを抱え、苦しんでいる人も多いでしょう。

 

そもそもカミングアウトとは、

自分がずっと隠してきた部分、

人には認めてもらえないと思っていたところを

人に話すことですから、緊張してしまうのも無理はありません。

 

とくに好きな人にカミングアウトすることは勇気がいることだし、

なかなか出来なくてもおかしくはないです。

実際に私も出来ないときがありました。

 

今回は私の実体験、周りを見ていて学んだことも含めて、

好きな人へのカミングアウトについて書いていこうと思います。

 

あなたにはこの記事で

・カミングアウトをしたほうがいい理由

・カミングアウトをする前に聞くべき事

この2つをお伝えします。

 

結果、カミングアウトをするべきだと思えて、

好きな人に対して誠意を尽くすことができます。

 

なかなかカミングアウトしたくても勇気がでない

という人は是非ご覧ください。

 

少しでもカミングアウトをする勇気をもって、

前向きになっていただければ幸いです。

 

目次

この記事の目次

FTMが好きな人にカミングアウトするべき理由

① まだ女性として生活していて、好きな人が出来た場合

 

周りへのカミングアウトもまだで、

治療や手術を始めていないときの場合ですね。

 

私の場合は学生のころの話になるのですが、

正直に申し上げますと、

そのころは自分からカミングアウトはしたことないです。

 

ただ、カミングアウトをせずに付き合うと、

好きは好きだけど、なんとなく罪悪感がある感覚になります。

 

「相手はどんなつもりで自分と付き合ってるんだろう?」

「可愛いとか言われるのは嫌だな、、」

 

と、相手は良かれと思って言った言葉も

自分にとって傷つく言葉になってしまいます。

 

どんなカップルでもそうだと思いますが、

自分の大事な部分を隠していると、

少しずつ関係がズレてきてしまいます。

 

その結果、そんなに長続きせずに振られました。

そのときはただ自分の存在を責め、本物の男性への劣等感を強めました。

 

ちなみに私の知り合いのことですが、

女性での生活をしているときに女性を好きになって、

きちんとカミングアウトをしてから告白をしたら、

恋人にはなれなかったものの、良い友人関係を続けています。

 

その出来事で知り合いは自信を持ったようで、

その後は素敵な人と付き合っていました。

 

その光景を目の当たりにしていたのですが、

そのときに思ったことは、

「自分もきちんと伝えておけば良かったな」です。

 

もし、カミングアウトをしていれば、

相手は自分に対して少なからず接しやすさはあっただろうし、

自分も相手から男性として接してもらえることで自信がついていたと思います。

 

まとめると、

・カミングアウトをしてからのほうが付き合いやすい

・振られたとしても良い関係を築きやすい

・結果的に自分に自信がつく

 

以上の理由から

カミングアウトをしたほうがいいと思います。

 

カミングアウトをするのにも勇気がいりますが、
結果的に自分に自信がつきやすいですね。

 

 

② 男性として生活していて、好きな人が出来た場合

 

男性ホルモン注射を始めていて、

男性として生活をしているときですね。

 

特にすでに男性として生活されている人は

FTMであることをカミングアウトをすると、

相手がノーマルの場合、告白の成功率は下がりそうだし、

カミングアウトはするべきかと悩みますよね。

 

しかし、告白してお付き合いするつもりなら、

カミングアウトは絶対にするべきだと思います。

 

なぜなら、

伝えずに付き合ってしまうと、

いざ事後報告でカミングアウトすると相手を苦しめたり、

自分に対しての罪悪感をさらに強めてしまって、

誰にも対しても良いことはないからです。

 

また、私の周りでもきちんと本当のことを言ってから告白している人のほうが

たとえ告白に失敗したとしても、信頼関係が生まれて仲良くしておられます。

 

私の場合は

戸籍上も男性として生活していて、

お付き合いさせていただく前に

・カミングアウトをした場合

・カミングアウトしなかった場合

の両方を経験しています。

 

そのお話を少しさせていただきますね。

 

私の経験1 付き合う前にカミングアウト

 

その人は職場が同じで、

2年くらい一緒に働いてから好きになったので、カミングアウトをしました。

 

カミングアウトをする前は

セクシャルマイノリティに関しての話を聞いて、

理解がありそうだなと思ったので、全て打ち明けました。

 

付き合ってからの諸問題はあるかもしれませんが、

やっぱり、カミングアウトをしてからのほうが、

相手に対する罪悪感で苦しくなることもなくお付き合いはできました。

罪悪感があるとどうしても自分を責めてしまい、精神的によくないですね。

 

あとは強固な信頼関係が生まれました。

 

私の経験2 付き合った後にカミングアウト

 

まだ男性として生活したてのときですが、

バイト先で出会った人で、私のことは心も体も完全な男だと思っていました。

 

良い感じになってきたときに、

言い出せないままお付き合いさせていただくことになったんですが、

いざ言わずにお付き合いしていると、罪悪感と不安で心が不安定になりました。

この間はかなり苦しかったです。

 

一か月経ったころにカミングアウトしたのですが、

彼女もやはり多少のショックは受けていて、

一週間は考えたいと言われました。

 

その間に彼女は悩んで、信頼している人に相談をしていました。

相談した相手からは将来のことも考えたら、

好きでも別れないといけなくなるかもしれないから、

やめておいた方がいいとおっしゃられたそうです。

 

しかし彼女はやっぱり好きだからと、戻ってきてくれました。

そのときは本当に嬉しかったです。

 

もし、振られていたとしても、

私は後悔はしなかったでしょう。

 

むしろ、交際期間が長くなっていたら、

もっと傷つけていたと思います。

 

この経験を経て、

やはりカミングアウトしてからお付き合いしたほうが、

相手に余計なストレスを与えず、

自分自身に罪悪感など感じずにすむな、と思いました。

 

当たり前かもしれませんが、

相手に対して誠意を尽くして接することが大切ですね。

 

 

まとめると、

・後々になって相手を傷つけないため

・自分に余計な罪悪感を抱かないため

 

以上の理由から

カミングアウトはするべきだと思います。

 

たったひとつ、カミングアウトをする前に聞くべきこと

 

カミングアウトをする前に聞くべき事は

「セクシャルマイノリティに関してどう思うか?」です。

 

何気ない会話のときでもいいと思います。

その話をしながら、好きな人の理解はどれほどあるのかを知りましょう。

 

試すようですが、

これを聞いておくだけで、今後の行動も変わってきます。

 

あなたの好きな人もこれまでの経験などで

「セクシャルマイノリティに対する思いや意見」が培われている可能性もあります。

 

そこまで深く考えたことなかったという人のほうが正直多いとは思います。

 

しかし、中には親の影響や色んな経験を経て、

「差別的」に見ている人もいます。

 

その場合、いきなりカミングアウトをしてしまうと、

あなた自身が理不尽に傷つけられてしまうことがあります。

私としてはそれは避けてほしいと思っています。

 

実際に私自身や周りの話では、

カミングアウトをしたときにひどい言葉をかけられたり、

あとから周りに言いふらすような人はいなかったです。

 

あなたが好きになった人も

きっと人の心を大切に出来る人だとは思います。

 

しかし、万が一ということもあります。

 

疑うわけではないですが、

念のために「セクシャルマイノリティに関して」を

聞いておいたほうがいいでしょう。

 

 

最後に

 

カミングアウトはかなり勇気のいることです。

しかし、好きな人と付き合う場合はそこから逃げてもいいことはないです。

 

もしあなたが女性のまま女性とお付き合いをして、

それでも精神的な苦痛がない場合は無理にカミングアウトをしなくてもいいですが、

 

少しでも男性として接してほしいと願うのであれば、

カミングアウトはするべきだと思います。

すでに男性として好きな人がいる場合はなおさらですね。

 

カミングアウトは勇気のいることですが、

男性として生きていくには大切なことです。

 

カミングアウトをすることで、

自分の自信を取り戻し、自分らしく生きる一歩となります。

 

職場や知人などに対して

闇雲にカミングアウトをする必要はないと思いますが、

せめて大切な人には伝えるようにしたいですね。

 

あなたとあなたの大切な人が傷つかないように最善の方法を取れることを願っています。

 

それでは、また。
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この記事を書いた人

こんにちは、asahiです。
鍼灸師/トランスジェンダーです。
Female To Male(女から男)

多くの性同一性障害の方が、これまでの人生で受けてきた心の傷を癒すキッカケとなれるような記事を書いていきます。

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