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【なぜ?】性別の嫌悪感はトランスジェンダーとは限らない

 

こんにちは、asahiです。

 

「身体や性別に嫌悪感や違和感がある」
「かといって、反対の性になりたいとは思わない」
「この苦しみの解決方法がわからない・・・」

 

性別に嫌悪感や違和感がありつつも、

反対の性になりたいわけでもないことから

苦しみから解放される方法や自分の生き方について悩んでいる人もいるかと思います。

 

最近ではネットの普及などで

トランスジェンダーという言葉をよく耳にするようになりました。

 

その影響もあってか、

「性別の嫌悪感や違和感=トランスジェンダー」と思われがちだと思います。

 

しかし、必ずしもそうではありません。

過去にできた心の傷によって、

「性別に対する嫌悪感や違和感」を作ってしまうこともあります。

 

それをトランスジェンダーだと思ってしまうと、

本来の原因を克服することなく放置してしまう恐れがあり、

自分らしく生きることが出来なくなってしまいます。

 

今回は

性別に嫌悪感や違和感はあっても、

過去の心の傷が原因の場合はトランスジェンダーではない可能性がある

といったことを書いていきます。

 

あなたがこの記事を読めば、

「自分の性別への嫌悪感や違和感」の正体を知ることができ、

それに対して克服する方法を学んでいただけます。

 

今は苦しくて毎日が大変でつらいと思います。

 

しかし、

あなたが性別に対して嫌悪感や違和感があることに気付けたのは

ある意味で幸運なことだと知っていただきたいです。

 

こんなつらいことないほうがいいに決まってる…

 

と思われるかもしれませんが、

 

あなたが苦しみに気づき、解決方法などを探っている段階で

すでに幸せに近づいていますよ。

 

たくさんの可能性から自分を見出し、

少しでも心が軽くなっていただければ幸いです。

 

この記事の目次

性別に嫌悪感がある=トランスジェンダーではない?

 

冒頭でもお話しさせていただいたように、

性別や身体に嫌悪感や違和感を持つと

トランスジェンダーだと思われがちですが、

実はそれだけじゃない可能性もあります。

 

それは過去の経験によって作られた心の傷によるものです。

 

大体、幼少期から思春期までの間で、

親からの過干渉や育児放棄などの虐待、

周囲を取り巻く環境(いじめやセクハラなど)などが原因で

 

「自分は女(または男)じゃないほうがいい」

「自分の身体が気持ち悪い」

 

と思ってしまう。

 

心の傷というと大げさなように聞こえるかもしれませんが、

言葉の通り、傷ついているので生きづらさや苦しさを生みます。

 

心の傷から性別の嫌悪感を抱くとは?

 

では、どんな状況で心の傷になりえるのか?

例えば以下のようなものです。

 

・親から「女のくせに」「男のくせに」などの言葉をかけられ続けた

・親の育児放棄や虐待が性別を理由にして行われていた

・性的な虐待、いじめを受けた

 

特に幼少期に受けた親からの影響は大きいと思います。

 

自分の人格を「女なんだから」「男なんだから」と、

親から否定され続け、また虐待を受けると

 

「女(男)らしくしないといけない」

「そうしないと親から愛されない」

「自分は女(男)としての価値はないんだ」

 

などの心の葛藤が起きてしまいます。

 

つまりその場合の性別の嫌悪感は

「自分に価値がない」を「女(男)だから」と

親からの言葉で信じ込んでしまい、

 

結果的に「自分の性別が嫌だ」となり、

自分の性別に対して怒りを向けて

嫌悪感を感じるようになってしまいます。

 

結局のところそれは

「女(男)だからこうしないといけない」の思い込みなので、

大人になるにつれて物事を自分で判断して行動できるようになると

その嫌悪感は消えることが多いです。

 

ただ、嫌悪感がなくなったといっても

そのときに受けた心の傷は残っていて

自己肯定感を低くしている原因にもなっていることがあります。

 

また、性的な嫌がらせやいじめなどで

 

「自分が女(男)の身体だからこんな目に遭う」

「こんな身体は汚い」

 

と思うような出来事があると、

自分の身体に嫌悪感を抱いてしまうことがあります。

 

それによって、

自分の身体がだんだんと女性(男性)らしさが出てくることが

すごく嫌だと感じることもあるようです。

 

 

以上からまとめると、

・過去の心の傷が性別への嫌悪感を生んでいる可能性がある

・性別の嫌悪感≠トランスジェンダー

です。

 

ちなみにトランスジェンダーでもxジェンダーといって、
どちらの性にも属さないという性別もありますが、
心の傷による性別の嫌悪感と少し違います。

 

性別の嫌悪感に対する克服方法

 

トランスジェンダーの場合は、

自分がこれからどう生きていきたいかを考え、

治療する・しないの選択で克服していきますが、

 

心の傷がきっかけの場合、

あなたが性別と身体に対して嫌悪感を抱く理由が

一体どこからきているのかを知ることが克服する近道です。

 

① 性別のことに対する親や周囲からの扱いや、自分はどう思っているか自覚する

 

  • 親から「女(男)だから」といってひどい扱いを受けていないか?
  • 女(男)は生きづらいと思っていないか?
  • 自分は女(男)で生きるのにふさわしくないと思っていないか?
  • 女(男)の身体でいるとひどい目に遭うと思っていないか?

 

上記の項目に当てはまる人は

心に傷を持っている可能性があります。

 

項目にないことでも、

どう思っているか自身に確かめてみてください。

② そう思うようになったきっかけを思い出す

 

①で当てはまる項目について、

 

なぜそう思うことになったのか?

どの経験がそう思わせることになったのか?

 

そのきっかけを思い出すだけでも、

少し心は落ち着き、なんとなく納得できると思います。

 

【例】

<自覚できたこと>

「女の身体でいるとひどい目に遭う」と思っている

<思い出したきっかけ>

小さい頃に近所の中年男性にいたずらなどをされ、

ひどく怖かった経験をしたことがあった。

そのあとからスカートなどを履くと嫌な気持ちになるようになった。

 

③ 思い出の記憶を書き換える

 

自分が経験した過去は

「自分が女(男)だから起こったことでない」

と、自分に言い聞かせてください。

 

【例】からいうと、

いたずらをされたのは、

中年男性の身勝手な欲求によるもので、

自分が悪いわけでも、それによって自分が汚されたわけではない

 

つまり、

自分が経験した理不尽な出来事は

自分の性別のせいで起こったことではないと

過去の自分に言ってあげるイメージです。

 

心の傷はあなた自身が自覚することで

初めて安らいでいきます。

 

心の傷が安らぐことで、

今よりも自分の性別や身体に対する嫌悪感はなくなり、

次第に自分自身も受け入れることが出来るようになりますよ。

 

まとめると…

・性別に対して親や周囲の扱い、自分自身はどう思っているか

・そう思うようになったきっかけは何か

・そのきっかけが自分の性別が原因で起こったのではないと理解する

 

とはいえ、あなたが思い出すとしんどくなることは
無理に思い出さないほうがいいです。
今はしんどいかもしれませんが、
ゆっくり時間をかけることをオススメします。

 

最後に

 

今は、性別への嫌悪感・違和感があり、

苦しい思いをされているかもしれません。

 

だからといって、

あなたが悪いわけでも、

あなたの感覚がおかしいわけでもありません。

 

また、もしトランスジェンダーかもしれない

と思ったとしても、それも変なことでもないので安心してください。

 

大切なのは、

あなた自身の自己肯定感を高め、

あなたらしい人生を生きていくことです。

 

今は苦しいかもしれませんが、

あなたが乗り越えられるように願っています。

 

それでは、また。
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