このサイトについて

このサイトのコンセプトは・・・

「私たち性同一性障害が自分の心と向き合い、人生を幸せに生きる」

です。

これは私たち性同一性障害(FTM、MTF)の課題でもあると思います。

なぜかというと、私たちは人一倍、自己嫌悪や自己否定を持っているからです。

それを克服することは、自分らしさを取り戻すことでもあり、物質的にも精神的にも人生を幸せに生きることができるようになります。


生まれてからずっと自分の性別に違和感があり、周囲の人と同じように人生を歩めない。

皆同じが良しとされるような世の中で、私たちは最初から輪の外へ放り出されるような孤独感を味わって生きてきました。

周りの皆と同じように生きたくて、物理的にも精神的にも自分の性を追い求めてきたと思います。

・男(女)より男(女)らしく
・理想の男性像(女性像)を演じる

性別の悩みがない人でも、男性っぽさや女性っぽさの両面を併せ持つことは普通のこと。

しかし、私たちは身体の性別に対する嫌悪感から、その性っぽさを自分の中から除外してしまいがちです。

それによって、本来の自分らしさを失い、生きずらさを感じるようになってしまいます。

「やっと望む性で生活を送れるようになったのに、心にぽっかり穴が空いているような感覚がある」

こうなってしまう原因でもあります。

望む性で生活を送れるようになっても、私たちの心の中にある思考の癖(自己否定・自己嫌悪)は変わらないからです。

長年辛かったと思います。
理不尽な差別に遭った方もいらっしゃると思います。
存在を否定されても、思うように怒れないどころか、自分を責めた人もいると思います。

私たちは決して悪くないのですが、
様々な傷つく出来事から、心を守るための処世術を身につけました。

しかし、この処世術が私たちを生きづらくする原因でもあります。

例えば・・・

好意を寄せる女性に「本当の男性じゃないから」という理由で振られたら、

「自分は本当の男じゃないからダメなんだ」と心に傷を負い、


自分の中にある女性っぽさ(繊細さや柔らかさなど)を徹底的に排除しようとしてもおかしくありません。

その後、その出来事を忘れてしまっていても、本物の男性を追い求めて自分の中にある女性っぽさを排除し続ける癖は残り続けます。

でも、その女性っぽさはその人の良さであり、個性です。

それを活かして、誰かのためになり、仕事となり、大きな成功を掴んでいたかもしれません。

なので、それを排除し続けることは、とんでもない人生の損失なんです。


このサイトでは、自己否定・自己嫌悪が癖になり、本当の自分を生きることができていない人のために発信していきます。

冒頭でも言いましたが、性同一性障害(FTM・MTF)の方は幼いころから自分を否定し嫌悪して生きてきた人がほとんどだと思います。

自己否定・自己嫌悪を乗り越えると、性別を超えた本当の幸せが手に入りますよ(^^)

その助けになれれば幸いです!

asahi