オススメ記事
FTMへの接し方はどうすればいい?

こんにちは、asahiです。

 

「今まで女性または男性だと思って接していた人に
FTM(女から男)だとカミングアウトされた。」

「今までの接し方では傷つけてしまうかもしれない、、、」

「どう接していけばいいのかわからない」

 

友人、恋人、子供にFTMだとカミングアウトされたとき、
そうかもしれないな、とどこかで思いつつも驚かれたかと思います。

 

または全然そんな風には見えなかったのに、、
という方もいらっしゃるかもしれません。

 

カミングアウトをしたご本人は身がよじれそうなほどの緊張をして、
大切な存在であるあなたに打ち明けたことと思います。

 

しかし、打ち明けてくれたことは良かったけど、
正直、どう接してあげれば、本人が楽になるのかわからない

と思われることでしょう。

 

私は家族、友人、恋人にカミングアウトをした側なので、

どう接してもらえたら嬉しかったか、

何をしてもらえたら助かったか、

何をされたら嫌だったか、

をまとめてお伝えさせていただきます。

 

あくまで「私の場合」になりますので、参考までに。

 

とはいえ、当事者同士の悩みは共通するものもありますので、
読んでいただいて損はないと思います。

 

そもそも「FTM」を詳しく知らない方は
こちらの記事を読んでいただければ幸いです。

 

 

この記事の目次

FTMへの接し方はどうすればいい?

家族、友人・知人、恋人によって接し方も変わってくるので、
それぞれお伝えさせていただきますね。

そもそもFTMにとって、「どう接してあげればいいかな?」と
思ってもらえるだけでも嬉しい気はしてます。

家族のFTMとの接し方

 

「娘だと思っていたけど、息子だった、、、」
「ずっと娘として接していたから、接し方がわからない」

 

最初にお伝えしておきたいことは、

「育て方を間違えたのか、、、?」
と思い、ご自身を責める必要は全くありません。

 

育て方を間違えたのではなく、
もともとそうであり、その人の個性です。

 

あまりご自身を責めないようにしてください。

FTMが家族に望むこと

  • 男として扱ってほしい
  • 名前も変えたら、間違わずに呼んでほしい
  • 学校や式などでは女性物を着たくないと理解してほしい
  • 外出中に「女の子だったのに…」は言わないでほしい
  • なるべくは否定せずに、味方でいてほしい

 

突然のカミングアウトに戸惑ってしまうのもわかりますが、
まずは「男性だった」ということを理解していただけると、
私も含め、FTM当事者はそれだけでも嬉しいです。

 

「このまま女性として生きた方が傷つかないのでは?」

と心配されるご家族もいらっしゃるかと思います。

 

しかし、FTMにとっては、
女性で生きることが一番の困難でつらいことなのです。

 

幸い今の時代は、トランスジェンダーに対する理解は広まっており、
バイト先や会社でも配慮してくださるところも多いです。

 

「大切な家族につらい思いをしてほしくない」

 

そう思われると思いますが、
FTMにとっては家族が一番理解してくれることが心強いのです。

 

友人のFTMとの接し方

 

「そんな気はしてたけど、改めて言われるとどう接すればいいのかな?」
「着替えとかはあまり目の前でしない方がいいのかな?」
「トイレとかはどうするんだろう?」

 

友人の方だと、なんとなくそんな感じはしてたなど
思われる方は多いのかなと思います。

 

しかし、更衣室やトイレなど一緒に行っていたけど、
その辺はどうすればいいのかなどわからないこともありますよね。

FTMが友人に望むこと

  • 男友達としてみてほしい
  • 女性っぽい呼び名なら変えたい
  • 出来れば、目の前では着替えてほしくない
  • トイレは別で行きたい(これは人によるかも)
  • 銭湯や温泉などには遊びに行きづらい
  • プールも手術していない場合は難しい

 

 

「目の前で着替えるのはどうなんだろう?」

と、疑問に思う人は多いと思います。

 

一応は男性ですので、
やはり女友達に目の前で着替えられると困ると思います。

 

「今まで目の前で着替えても大丈夫だったのに」

 

と思うかもしれませんが、

カミングアウトする前と後では
FTMの気持ちは全然違ってきます。

 

目の前で着替えられたら、傷つくかもしれません。

 

ちなみに恋愛対象は人によって違うので、
それはどちらなのか聞いてあげてください。

 

恋人のFTMとの接し方

 

「男性と思って付き合ったら、FTMとカミングアウトされた」
「好きになった男性が、FTMで付き合うことになった」
「FTMだと知ってて付き合った」

 

付き合ってからFTMだと知った場合、
好きになった男性が実はFTMだった場合、
FTMだと知ってて付き合った場合

 

大きく分けたら、このパターンのどれかになるかと思います。

 

ここで共通して言えるのは、

「男としてというより、人として見てほしい」

 

もちろん、男性としてお付き合いされているので、
男性として見ることが大前提です。

 

しかし、普通の男性として見てしまうには
少し壁が多いのです。

 

付き合っていく上で、
色んな壁を乗り越えていくには
「男として」よりも「人として」見ることが大切です。

 

どういうことかというと、
FTMをただ男性としてみていると
少しでも女々しいところなどを見つけたときに、
一般的な男性らしさと比べてしまって、

 

「女性っぽいところがあるな、、FTMだからかな、、、」
と感じてしまいます。

 

女々しいところなんて、どんな人にもあります。

 

人として見ていると、
「そういう一面もあるんだな」と思えます。

FTMが恋人に望むこと

 

恋人に関してはあえてリスト化しないでおきます。
なぜなら、恋人に関しては本当に千差万別だと思うからです。

 

基本的には男性として接してほしいと思っています。

 

しかし、繰り返すようですが、
長く付き合っていくには「人として見る」ことが大切です。

 

恋人に対しては、家族や友人とは違い、
弱いところもたくさん見せることになると思います。

 

「自分は本物の男じゃないし」
「どうせ本物の男のほうがいいんだろ」

 

と、言わずともくよくよ悩んでしまい、
言葉にせずとも態度に出してしまう人もいます。

 

それは脈絡もなく、突然不安になったりするので、
恋人にとっては意味がわからないという事態になり得ます。

 

そんなときは話し合うことが一番ですが、
「男と比べてしまって落ち込んでいる」なんて
口に出さない可能性もあります。

 

空気を読んでほしいなどというわけではないですが、
そういう思いを持つことがある、ということだけ
頭の片隅に置いていただけると幸いです。

FTMと恋人に関しましては、
まだまだお伝えしたいことがありますが、
また別の記事でたっぷり書きたいと思います。

 

最後に

FTMだとカミングアウトをされて、
最初はなかなか受け入れられなかった人もいると思います。

 

「勘違いなのでは?」とか
「今まではなんだったの?」とか

人によっては「騙された!」と思うかもしれません。

 

しかし、
FTMもなかなか言い出すことが出来ないことに
かなり苦しんでいます。

 

好きでもない人を好きと言ってみたり、
自分を女だと思い込もうとして無理をしてみたり、

 

それは周りにバレないように必死で無理していたのです。

 

でもだんだんとつらくなり、

「自分らしく生きていきたい」
「幸せになりたい」

と心から思って、
勇気を振り絞り、カミングアウトをします。

 

決して、
今までの女性らしい振る舞いは嘘になるかもしれませんが、
悪気があってしていたわけではありません。

 

FTMにとって一番嬉しいことは
やはり「理解してもらうこと」です。

 

この記事を読んで、
少しでもFTMの接し方について参考になれば幸いです。

それでは、また
おすすめの記事