つらい思いをしてきたからこそ!
・自分の性別がわからないから、つらい。
・自覚する性別が身体と一致していないから、つらい。
・手術もして戸籍も変更しているけど、つらい。
このサイトにたどり着いた方にもいろいろな現状があると思いますが、
共通しているのは「つらい」という感情だと思います。
手術もして戸籍も変更しているのにつらいの?と疑問に思うかもしれませんが、
全てを変更できたとしても、様々な理由で「つらい」は残るんです。
正直、「なぜ自分が?普通に生まれたかった」と思うのも無理はありません。
でも、私たちは生まれてきました。
私はこうして生まれてきたことにも、意味があると思っています。
こういう風に言われるのは嫌だな、と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・
人一倍つらい思いをし、多くの人とは違う感情を味わい、試行錯誤して生活をする。
この生活を余儀なくさせられてきたのですから(笑)、これまでの苦労が報われるような幸せは必ずあります。
でもその幸せを受け取る前に、やらないといけないことがあります。
それは・・・自分の心の内面と向き合うこと、です。
これができたとき、私たちが生まれてきた意味を知り、これまでつらかった出来事を否定せずに人生を送れるようになります。
私たちが心の内面と向き合う必要がある理由
私たちは子供の頃から性別に違和感を持って生活してきました。
思春期の頃は、特に、周りに変に思われないように行動してこられた方が大半かと思います。
そのため、着替えが苦痛で仕方なかったり、修学旅行のお風呂が憂鬱だったり、プールの水着が嫌で休んだり・・・
いろんな苦い思いをしてきましたよね。
中には、ひどい差別を受けたり、理不尽な対応をされたことがある人もいらっしゃると思います。
親に理解されず、絶縁状態の方もいるかもしれません。
普通のことを普通にできないことで、孤独を抱え、たくさん傷つきましたね。
その心の傷は癒されることなく、少しずつ増えてしまっている状態でした。
ここでは詳しく述べませんが、FTMがめんどくさいと言われたり、メンヘラ化する原因でもあります。
要は、「もう傷つきたくない」と心が防衛状態になっていることで、他人に執着したり、依存するようになってしまいます。
自己嫌悪、自己否定が思考を支配している状態。
こんな状態では、幸せにはなりにくいですよね(/_;)
だからこそ、今、ちゃんと心の内面と向き合う必要があるんです。
「本物の男(女)じゃないから幸せは諦めている」
「どうあがいても好きな人とは一緒になれない」
「自分のことは嫌いだ」
そう思われているかもしれませんが、
もう一度だけでも、自分の心の内面を覗いて、
あのとき本当はどうしたかったのか?
これから自分はどうしていきたいのか?
この思いを紐解いて、自己嫌悪や自己否定を手放していきましょう。